グアムでやりたいことといったらプール、海、グルメ、ショッピング、そしてアクティビティ。
その中で、大人から子供まで楽しめるアクティビティの「ライドザダック」
やはり、子供と一緒となると大人が楽しみにしているショッピングなどはつまらない・・・。
せっかく旅行に来たのだから、普段はできない様なことを経験させてあげたいという思いもあります。
大人も子供の楽しめるアクティビティはないかと思ったところで上がったのがこの「ライドザダック」
水陸両用車という珍しいスタイルの乗り物です。
5歳の姪っ子を連れて家族旅行で同僚が実際に体験して来たので、詳しくご紹介します。
1、ライドダックとは?
「ライドザダック」はグアムで初めての水陸両用車に乗ってグアムを旅する観光ツアーです。
水陸両用車はかわいらしいアヒルのデザインをしてあることから、ダックバスと言われています。
ダックバスは第二次世界大戦時に使用したアメリカの水陸両用車と同じコンセプトで作られたそうです。
ダックバスはいろいろな色があり、黄色の他に紫に青などがあります。
どの色になるかはその日の運ですが、ビビットなカラーで写真映え間違いなしです。
アメリカ湾岸警備隊の検査、認可を受けた、最新鋭の技術を使用した水陸両用車を利用しているので、安全面も完璧。
安心して楽しむことができます。
2、スケジュール
サンドキャッスルロビーでチェックイン(ピックアップなし)
↓
ロビーで待機後、バスに乗車(先着順)
↓
バスツアーとクルージング(タモン、ハガニア)
↓
サンドキャッスルで下車
ツアー自体は約1時間30分と長くもなく、短くもなくちょうど良いバランス。
お子様はあまり長い時間だと途中で飽きてしまう可能性もあるので、その点も安心です。
・ツアー1 8:15
・ツアー2 10:00
・ツアー3 11:30
・ツアー4 13:30
・ツアー5 15:30
ツアーは朝早い時間からお昼過ぎまで5つの中から自分の好きな時間を選ぶことが可能。
朝の散歩がてらにドライブを楽しみたいという場合な8:15、逆にお昼を食べた後がいいならば13:30がオススメです。
この時間は出発時間となっているので、30分前には出発地に到着する様にしてくださいね。
3、チェックイン
集合場所であるサンドキャッスルに着くとすでにダックバスが到着していました。
今回は”ダック”という名にぴったりの黄色のバスに乗るみたいですね。
水陸両用なだけあり、車輪がなければ船の様にも見える、不思議なデザイン。
また、かわいらしいアヒルのイラストはお子様にも大人気ですよ。
珍しいバスなのでもっといろいろ観察をしたいところなのですが、まずはチェックインをしないといけません。
入り口から漂う高級感に期待が膨らみます。
中に入ると想像していた以上にゴージャスで、本当にお城みたいでびっくりしました。
シャンデリアの存在感が圧倒的で、思わずため息が・・・。
また、出発時間の30分前に到着したのですが、すでに待機されている方がたくさん。
早めに来てよかったです。
カウンターは入り口入って右手にあります。
ここで予約番号を伝えると、チェックインが完了になります。
チェックインが終わると出発まで時間があるので、空いている席で待っているように言われました。
広々としておしゃれな場所ですが、待機するような座席はあまりありません・・・。
特に子連れグアムの方は席がないとずっと立ちっぱなしで待機になってしまうので、早めに来て席をゲットするのがおすすめです。
にしても、ものすごく広くて、姪っ子も大喜びでした。
待っている間に遊びながら待っているお子様もいましたが、その気持ちもわかるくらいの広さです。
(走り回ると怪我をしたり、他の方の迷惑になる可能性もあるのでその点ご注意ください)
普段、こんなにおしゃれで広々としたところに来ることがないため、大人の私でもはしゃぎたくなってしまうくらい。
なぜこんなにおしゃれになっているかというと、本来サンドキャッスルはグアムで「マジックショー」が楽しめる会場。
外で待つ必要がないため、外に座席があまり用意されていないんです。
この写真だとここがどこだかよくわかりませんよね?
なんと、トイレの入り口。
これだけきらびやかに飾られていたら、それは気づかないわけです(笑)
まるで楽屋のような広々としたこの空間はなんと「パウダールーム」
最近ではショッピングモールなどでもパウダールームが用意されているのですが、こんなゴージャスなパウダールームは初めて。
グアムの暑さでお化粧が落ちてしまっても、安心して直すことができそうです。
また、ツアーの間は途中でトイレ休憩などはありません。
特にお子様づれでお越しの方は、出発前に必ずトイレを済ませておいてください。
4、乗車、出発
さあ、楽しみにしていたダックバスへ乗車の時間です。
出発の約10分程前になると、スタッフの方が乗車の案内をしてくれます。
グアムで唯一の陸、海どちらも楽しめるのがこのライドダック。
かわいいアヒルさんと写真を撮るのであれば、出発の前がおすすめです。
乗車は通常のバスとは異なり、後部のはしごを登って乗車となります。
この段階から”グアムで観光ツアーに参加する”とわくわくしてきました。
座席は指定されていないため、先着順で好きな席に座ればOK。
グループの人数が多い場合は、バラバラに座らなければいけない可能性があります。
人数が多い場合は早めに並んで乗車するのがオススメです。
席は先着順とはなっていますが、ダックバスはどの席からも景色が楽しめる様に作られているため安心してください。
グアムで心配なのが急なスコール。
せっかくのグアム観光ツアーが中止になってしまうのは寂しいですよね?
しかし、ダックバスにはしっかりと屋根がついているので、雨が降ろうが雪が降ろうが運行されるそうです(笑)
ただし、台風や海の状態がよくない場合は欠航となるため、その点はご注意ください。
さあ、最後に運転手さんが乗車したら出発です!
ただ、バスに乗って有名なグアムの観光地を移動するだけかと思っていたら、グアムの観光地に関する説明のアナウンスが放送されるんです。
グアムはさまざまな世界から人気の観光地なので、様々な国の言葉で説明がされるようになっています。
日本語はバス内のアナウンスで大きく放送され、その他英語、中国語、韓国語、ロシア語の4カ国に関してはヘッドセットをつけることで聞くことができます。
ヘッドセットは乗車の待機中に配られます。
5歳の姪っ子とのグアム観光ツアー、「難しい単語ばかりで、姪っ子が理解をできず、つまらないと思ってしまったらどうしよう」と心配したのですが、
比較的に簡単な単語で説明がされるので、理解がしやすかったみたい。
いつもならばヘッドセットなど、動きづらくなるものが嫌いでつけてくれない姪っ子。
しかし、説明が理解できるからなのが、嫌がることは全くなく、集中して聞いていました。
また、お子様の心を掴むアイテムがこのクチバシの形をしたホイッスルです。
「グアグア」とアヒルの鳴き声がするのですが、このホイッスルのおかげでよりツアーが盛り上がります。
ツアー参加者全員に無料でプレゼントされるのですが、アナウンスで「みんなでグアグアっと鳴らしてみましょう!」という指示が出たらでみんなで鳴らします。
まるでジャングルクルーズに参加したみたいに、意外と楽しいんです(笑)
姪っ子もそのタイミングを逃さない様にとアナウンスに集中、大人はゲームのような感覚でこれまた集中。
子供だけではなく、大人までも虜にしてしまうアイテムです。
「ライドザダック」はタモンからグアム南部のハガニアに向かい出発し、出発地であるタモンに戻ってくるツアーです。
タモン市内を出発し、グアムで唯一のアウトレットGPOを経て、グアム政府のオフィスの前を通過。
ハガニアはグアム日産レンタカーを借りて回ったことはあるのですが、個人で回るとガイドブックがない限り、
グアム観光地に関する情報はないまま、なんとなく回る形になってしまいます。
しかし、この「ライドザダック」ではグアム観光地に関する説明を聞くことができるので、個人で回るときと全然違いました。
何気なく見ていた建造物の由来や歴史なども説明をしてくれるので、思ったよりもずっと面白かったです。
また、自分の足で動き回らずに済むので、おじいちゃん、おばあちゃんとの旅行にもぴったりだと感じました◎
説明はストーリー仕立てに話してくれるので、子供も楽しむことができましたよ。
また、このツアーの別の魅力はバスから見ることができるグアムの素晴らしい海。
美しいグアムの海を見ることができるルートになっているようで、車内からも素敵な写真を収めることも可能。
グアムでレンタカーを借りないという方も、グアムでドライブを楽しむことができます。
バスに乗る前に待っている間はグアムの暑い気候のせいでちょっとご機嫌斜めだった姪っ子。
バスが動き出すと、涼しい風のおかげか興味津々でライドザダックツアーを楽しんでいました。
途中で少しスコールが降ってきて少し心配だったのですが、スコールまで涼しいと喜ぶほどの余裕。
乗客の中にはまだ1歳くらいのかなり幼い子がいたのですが、バスの居心地が悪いのか、ずっと泣いていたそうです・・・。
しっかりと楽しめるのは3歳以上のお子様からかもしれませんね。
第二次世界大戦の公園の中にある「アサンビーチ」、グアムで一番人気の観光スポット「フィッシュアイマリンパーク」を通り過ぎ到着したのは、
「エメラルドバレー」の近くに位置する「アプラ港」です。
このアプラ港が海にダイブするポイントになります。
すると、ここで運転手さんのバトンタッチ!
どうやら、船を操縦するのは別の運転免許証が必要なため、ここで運転手さんが交代するみたいです。
船の運転手さんが乗車すると、救命ジョッキの使い方の説明を受けて、準備はOK!
いざ、ダイブです!!
実際にダイブの瞬間を動画に撮ったのですが、これを見て爆笑でした(笑)
気づかなかったけれど、めちゃくちゃ叫んでる(笑)
周りにいる大人たちも「キャー」と叫んでいました。
子供の楽しめるから、そこまで怖くないだろうなと思っていたら、思ったよりもずっと早い!
遊園地のジェットコースターくらいの大迫力で、これは大人も大満足でした。
また、バスがすぐに船になるということが頭の中では理解していたけれど、
実際に体験してみるとものすごい不思議で、貴重な体験ができたなと感じました。
大人でもかなりびっくりしてしまったので、姪っ子は怖がっているのでは?と心配になったのですが、
実際は意外とケロっとしていて、それまたびっくり。
ここからは、のんびりと船の旅のスタートです。
船からは海面が近いので、魚を見ることもできます。
しかし、船の旅は比較的にのんびりな時間を過ごし、ずっと乗っていると飽きてしまうという方もいるかもしれません。
しかし、船上でも特別な体験をすることができるんです。
それは、お子様が実際に船を操縦できるところです。
ボートではなく、船の運転なんて、普段なかなかできない貴重な体験ですよね。
時間が余れば大人も操縦させてくれますよ。
姪っ子は「自分が操縦するとどこか変なところに行っちゃうかもしれない」と怖がって操縦しませんでしたが、これはお子様も大興奮です。
こんな機会はなかなかないので、ぜひお子様づれの方はやってみてください。
のんびり、楽しかった船旅が終わるとハガニア地区に戻ってきました。
グアムの首都であるハガニア地区は歴史が深い魅力がたっぷりのエリアで私も大好きです。
個人で回ったときにはただ「すごいな」と思っていたのですが、説明を聞きながら回るのは数倍楽しかったです。
グアムの象徴であるラッテストーンが並ぶ「ラッテストーン公園」
ハリギと呼ばれる直立した石柱の上に、タサと呼ばれるお椀型の石が乗っています。
チャモロ人によって、800年〜1600年頃に造られた古代チャロモ文化の遺跡ですが、なぜ作られたかという正確は理由は不明です。
一番有力な説は家の土台という説。
この写真からだとわかりにくいのですが、大人の身長を上回るくらいのかなりの大きさです。
「ラッテストーン公園」にはその他にも旧日本軍の防空壕があったりと歴史を感じるスポットがたくさん。
ツアーでは写真など撮ることはできますが、バスから下車してみることはできないのですが
そのオーラはバスからも感じることができました。
ハガニアで本格イタリアンが楽しめる「クラスト」を過ぎ、歴史の説明を聞きながらのバスの旅は気がついたらタモンに戻ってきました。
90分という時間がとても充実していて、あっという間に過ぎていったような、
いろいろな新しい景色を見て、情報を得たことで長く感じたりと不思議な時間でした。
戻ってきて感じたのは、ツアーを申請したのは正解だったということ。
「今回は姪っ子もいるから参加してみてもいいかな?」というくらいの気軽な気持ちで申請したのですが、大人も十分楽しめるツアーでした。
特に、ハガニアの方はレンタカーがないとなかなか行きづらく、かといってスケジュール的にハガニアを見回ることが難しい場合ならば
尚更このツアーに参加すればハガニア地区も十分堪能することができます。
6月に今度は3世代でグアムに行く予定で、おじいちゃんおばあちゃんと子供を連れてとなると行くところに困るのですが、このツアーは候補です!
時間も長すぎることがないので、ちょうどいい観光タイムになるかと思います。
5、場所
ライドザダックは送迎は含まれていないため、サンドキャッスルまでは直接向かう必要があります。
「ザプラザ」とハイアットリージェンシーの間にあり、周辺のホテルに宿泊している場合は徒歩で行くことが可能。
周辺には朝から営業しているレストランも多いので、食事をしてから行くのも◎
この時はランチを「ピカズカフェ」で楽しんだため、グアム日産レンタカーで借りたレンタカーはTギャラリアへ停めて、歩いて行きました。
少し離れたホテルに宿泊していて、サンドキャッスルに直接向かうという方は、サンドキャッスルの反対側にある無料駐車場をご利用ください。
「Tギャラリア」の反対側、「ザプラザ」を通り過ぎて少し歩くとサンドキャッスルに到着。
「デュシタニホテル」、「アウトリガーリゾート」、「リーフホテル」、「ハイアットリーゼンシー」、「グアムプラザ」などの
タモン中心地に位置するホテルへ宿泊されている方は徒歩圏内です。
また、少し離れたホテルに宿泊していて、レンタカーもないという方も赤いシャトルバスに乗り、「サンドキャッスル」で降りればOK。
どこのホテルからも行きやすいところにあります。
6、まとめ
大人だけで、完全にアトラクションを楽しみにしているという方だと少し物足りなく感じるかもしれませんが、
子連れグアムの方、また3世代旅行の方にはぴったりのツアーです。
特に、レンタカーもなく、時間的に南部のハガニアまで足を運べないという方には1時間30分でハガニアまで回ることができるので、おすすめです。
グアムで大人から子供まで気軽に楽しめるアクティビティで悩んだ場合はぜひ、「ライドザダック」でグアムツアーを楽しんでみてください。
店名 | 「ライドザダック」 |
住所 | 1199 Pale San Vitores Rd, Tamuning, 96913 グアム |
電話番号 | +1 671-646-8000 |
営業時間 | 月曜〜日曜 8:00〜15:30 |
HP | https://bestguamtours.com/cruises/ride-the-duck/ |